「結婚する」を理解する。


どんなにあなたが「結婚する」と心に決めても、結婚は一人で出来るものではありません。
あなたが結婚できるかどうかは「
あなたと結婚したいと思う男性がいるかどうか」に懸かっています。

いくら自分なりのポリシーがあって「自分らしい自分」を最優先しても、それを男性が良いと思わない場合は結婚できません。つまり女性にとって結婚とは「男性から見た『いい女』になれるかどうか」ということになります。

これは女性だけが男性から選ばれるようにならないといけないという意味ではありません。
ろくでもない男から求婚されても当然女性は断るでしょうから、男性にとっても同じことが言えます。
男性は女性から選ばれるように、女性は男性から選ばれるように自分を磨かなくてはいけません。

これは当たり前のことですが、結婚できない人にはこの認識が甘い人が非常に多いです。
ありのままの自分を受け入れてくれる「理想の都合のいい男」が現れることをぼんやり待ちながら、それに向けた努力もろくにせず、歳だけとっていくのです。


例えば美術の大学に入りたいのなら絵の実力をつけなくてはいけません。美大に入りたいけど古文が好き!と言って自分勝手に古文を勉強していても、美大から合格通知が届くことはないのです。

試験科目を知って、評価基準を把握すること。相手が欲しがる人物像に自分を仕上げていくのは受験者として当たり前のことです。結婚するのなら男性が女性に何を求めているのかを理解しなくてはいけません。

男の本音を理解する。

男性は結婚に関して、自分の年齢より相手の年齢を気にします。自分が何歳で結婚するのかよりも「何歳の相手と結婚するのか」を重要視するのです。これは子孫繁栄が本能である男にとって当然の考えです。「妊孕性(妊娠しやすさ)」にはタイムリミットがあり、健康な子どもを自然に授かることを生物学的にみると「妊娠・出産に最適な年齢は20歳代、おそくとも35歳まで」と考えられています。これにぴったりと一致するかのように、男性が結婚相手としての「女性の年齢」に感じる魅力度は次のグラフのように変化しています。

18~22歳までは高い水準で穏やかに上昇し、20代半ばで急上昇。
20代後半にピークをつけ、30歳で急落、35歳でほぼ底をついています。

この曲線から読み取れる男の本音は「結婚相手の年齢は20代前半から魅力的であり、25〜28歳がもっとも理想的、30歳以降は望ましくない、35歳以上は遠慮したい」です。

ここで気をつけなければならないのは、これはあくまでも「結婚相手として見た女性の年齢」であり、「付き合い始める相手として見た女性の年齢」ではないことです。

付き合い始める年齢(=結婚を前提とした交際を考える相手の年齢)は、結婚までに1〜3年の交際期間が必要であるとみて、その分逆算して考える必要があります。
よって交際したい相手としての魅力度は次のグラフのように表せます。

つまり「24〜26歳ぐらいの子と付き合って、26〜28歳で結婚するのが理想的である」「33歳と結婚することはできても、付き合い始めようとは思わない」これが最も一般的な男性の本音なのです。

この「結婚適齢期」と「交際適齢期」の時間差は意外と盲点で、付き合い始めるまで気がつかない男性もよくいます。

見た目が若く素敵な33歳の女性と出会い、全然アリだと思って付き合い始めた。しかし数ヶ月後、彼女が34歳の誕生日を迎えた途端、来年35歳になると思うと急に時間が無いことに気が付いた。

結婚は一生の事なので2、3年は付き合って決めたいと思っていたが、2年後に結婚したとして36歳。そこから念願の子供3人は相当難しく、彼女からも「体力的にも産めて1人」と言われショックを受けた。

結婚するならできるだけ早く決めないといけない。だけどまだ相手のこともよくわからない。
一生のことなのに、一年かけるのも遅いような、日々時間に追われるようで焦った。

時間の足りなさ、子供の制限は本当に精神的に不自由を感じることが多く、彼女との将来に向き合えば向き合うほど悩みが増えた。

なんでこんな思いをしてまでこの人との将来を考えなきゃいけないのだろうか。もっと若くて可愛い子はいっぱいしるし、わざわざ不都合な相手を選ぶ必要はない。
そう思ってすぐに別れた。

こんなケースはよくあります。年齢に関する印象は実際に直面しないとわからないものです。それがわかった瞬間に圧倒的な不都合さに気づき、別れを決意するのです。だから30歳以降の恋愛は難しく、結婚はもっと難しくなるのです。

それほど子孫を残すことが本能である男性にとって、女性の妊孕性は重要です。女性からすれば、1人でも産めれば十分だろうと思うかもしれませんが、男性の子供への願望は実に根強いものがあります。

20代〜30代の男性が望む子供の数

ほぼ9割近くの男性が2人以上の子供を望んでいます。
「1人で良い」と思うのはわずか7.4%。
「欲しくない」と思うのはたったの3.2%でした。

以上のことをよく理解した上で、結婚するのために必要なことを知っていきましょう。

 

理解できた。結婚したい。

理解できない。現実逃避したい。